好みの製品やサイズを確保するなら今から準備
秋真っ只なかといった雰囲気の日本列島。今回お届けするのはクルマの冬支度だ。
おそらく今の季節、冬といわれてもピンとこない人も多いだろう。降雪地域にお住まいの方は、毎年のことであり準備万端で冬を迎えることができるオーナーさんがほとんどだろうが、それ以外の地域ではそうはいかない。
たとえば東京などでは、降雪予報が出ると慌ただしくスタッドレスを購入すべくタイヤ屋さんへ向かうクルマを見かける。当然そういった人が殺到すれば、在庫が切れてサイズがない、あっても好みの銘柄が選べないなどのケースがある。
さらにヒドイケースでは、夏タイヤのまま走り出してスタックし、クルマを乗り捨てるはめに……なんていうシーンもテレビのニュースでお馴染みだろう。そうならないためにも、今の時期からシッカリと準備をすることが大切だ。
また「スタッドレスは持っているから大丈夫」という人も今のうちにタイヤ自体を確認してほしい。
まずは十分に溝があるかどうか。スリップサインが出ていれば間違いなく交換時期である。
また、溝があってもタイヤは時間で劣化するものだ。キチンと保管していても3年、長くても5年で寿命がくる。ゴムから油分が抜けてひび割れなどの症状が出ることもあるのだ。こうなるとタイヤメーカーが設定した性能が出ず、スタッドレスを履いていても制動距離が伸びるなど危険を伴うことにもなる。
交換時期を憶えていることが理想だが、もし忘れてしまっていても問題ない。タイヤには製造年と週が表示されているので、それを見れば交換時期かどうかの目安になるだろう。見方は4桁の数字の下2桁が年(2000年以降)、上2桁が製造週だ。
もちろん冬タイヤへの交換後は空気圧をチェックすることも忘れないでほしい。夏の間ずっと保管してあったタイヤは適正な空気圧になっていないことも十分に考えられる。
また、準備万端という降雪地域のユーザーも、冬用品の情報をチェックしてみると面白いだろう。こうしたアイテムは日々進化していて、コーティングなどのケミカル系、そして融雪剤に強いホイールなども登場している。
今から準備を開始し、安全・安心の冬ドライブを満喫してほしい。
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