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まるも亜希子が T-Connect を体験!
G-BOOKに代わる新しい通信情報サービス「T-Connect」
iPhoneの「Siri」やドコモの「しゃべってコンシェル」など、自然に話しかけることで操作や検索ができる音声認識アシスタントサービス。スマホではすっかりお馴染みの機能だが、そもそも音声によるカーナビ操作は、以前から存在していた。
ただ、決められたコマンドを覚える必要があったり、認識率が今ひとつだったりと、お世辞にも使いやすいサービスであったとはいえない。話したこととまったく異なる言葉がナビに認識されて苦笑い(同乗者がいると結構恥ずかしい)……「結局タッチパネルで操作したほうが早いんじゃない!? 」そんな思いをしたことがあるひとも多いだろう。
そんななか、トヨタがG-BOOKに代わる通信情報サービスとしてスタートさせた「T-Connect」(ティーコネクト)に搭載されるのが、音声案内サービス「エージェント」だ。
いつもどおりに話し掛ければ、カーナビが理解してくれる!
エージェントの使い方は簡単。T-Connect対応ナビに接続された、音声認識マイク&スイッチのスイッチを長押し。すると「こんにちは。ご用件をどうぞ」というメッセージとともに、エージェントが立ち上がる。エージェント操作に、難しい決まり事はほとんどない。『この近くの喫茶店を探して』とか『○○通り沿いの中華料理屋さんを探して』など、ユーザーが言いやすいように、エージェントに探しているものを伝えればOK。マックやマクド、ミスドなど、チェーン店の略称にも対応しているので、本当に普段どおり会話するような感覚で使えるのだ。
また飲食店の場合は駐車場や個室の有無、コンビニなら駐車場の有無など、条件を追加して絞り込めるのも特徴。なかでも「青山通り沿い」や「国道246号線沿い」など、通り名で絞り込めるカーナビ向け音声認識アシスタントサービスはT-Connectだけだ(2014年8月26日現在)。
これらの検索に使われる情報は、カーナビに収録されているデータではなく、通信を経由してトヨタスマートセンターのサーバーから取得する。サーバーのデータは定期的に更新され、万が一認識できなかった言葉も解析・学習。その学習内容を元にデータが更新されるなど、ユーザーが使えば使うほど賢くなっていくのだ。
『錦沿いの中華料理やさんを探して?』と話し掛けると、エージェントが条件に合うお店をピックアップ
もう一度スイッチを押し、『駐車場のあるところで』と続けると、駐車場のあるお店だけが絞り込まれる。その後、目的地を設定するまで、すべて音声だけで操作できる
「近くにファミレスってある?」そんなフランクな言い方でも、ちゃんと対応してくれる
「ドライブスルーがあるマクドナルド」「食べ放題付きの焼肉屋」など、さまざまな条件で検索可能だ
『名前で探す』と話すと施設名検索モードになり、レジャー施設やショッピングモールなど、施設名でダイレクトに検索できるようになる。同じように電話番号や住所でも検索可能だ
駐車場検索ではタイムズやリパーク、名鉄などコインパーキングの満空情報も調べることができる
最新のニュースや天気予報など、目的地検索以外の使い方もできる。ニュースは『プロ野球のニュースを教えて』など、ジャンルを絞り込むことも可能
もし上手くいかないときは有人オペレーターへ!
といったように、ほとんどの目的地検索はエージェントで対応できるのだが、もしどうしても上手くいかなかった場合。普通の音声認識アシスタントサービスならお手上げのところ、T-Connectでは『オペレーター』と発話すれば、有人のオペレーターサービスに切り替わる。オペレーターは、ユーザーとエージェントとの、それまでのやり取りを把握しているため、スムースに内容が引き継がれる。しかも有人オペレーターサービスは追加料金なしという太っ腹ぶりだ!