この記事をまとめると ■トヨタから新型シエンタが登場した
■ワンちゃんが主人公のCMが可愛いと話題
■このCMに込められた思いを解説する
「最高の相棒」を表現するためのキャスティング 8月から販売が開始されたシエンタ。人気モデルの新型ということで大きな話題になりました。なかでも注目されたのが、新型シエンタのTVCM。シエンタをワンちゃんに置き換えて「○○できた!」と表現したCMは、登場するワンちゃんの可愛さもあり、各方面で話題を呼びました。ついつい見入ってしまうこのCMの詳細について解説していきます。
トヨタ・シエンタのTVCMに込められた意味とは 画像はこちら
「家族の相棒」を表現 3代目シエンタは「家族の相棒」がテーマ。今回のTVCMには「最高の相棒と最高の時間を。」という意味が込められています。家族みんなから愛される愛犬という存在は、家族の相棒を表現するのにピッタリと言えます。
愛犬家の方であれば、愛犬は家族にとって最高の相棒であり、愛犬との時間は最高の時間であると納得する方も多いのではないでしょうか? かく言う筆者も実家に愛犬がいるのですが、愛犬がいるからこそ家族が上手くいっている部分もあり、愛犬は家族にとって最高の相棒だと感じます。
CM中に何度か登場する「○○できた!」という表現も、最高の相棒とともに出来たことをひとつひとつ思い出に残していくような、そんな意味合いを感じることができます。
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キャストに求められた可愛さ そして話題となったのがこのCMの主人公とも言えるキャスト、シエンタ役の長十桜(ちょうじゅうろう)です。見た目の割に渋い名前の長十桜はポメラニアンとトイプードルのミックス犬のオスで、タレントペット事務所Heart Petに所属しています。可愛らしい見た目が話題となりましたが、年齢は今年で13歳になる長寿なワンちゃんです。
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今回シエンタ役に求められたのは可愛らしさ。複数の出演犬候補の中から、多くの人に「可愛い」と感じてもらえるワンちゃんであることを軸に選定されたそうです。また、単純な可愛らしさだけでなく、長十桜の演技力が優れていたのも選ばれた理由の1つとのこと。ちなみに所属事務所の出演実績には「シエン太役」と書かれていて、CM中で家族から「シエン太」と呼ばれていたことが分かりました。
なお、CMの最後のほうに登場する散歩をしている近所のパグ犬も同じ事務所に所属している「田中太郎」というオスのワンちゃん。新型シエンタに登場したのは、CMのポップな雰囲気とは裏腹に漢字の渋い名前が名付けられたワンちゃんたちでした。
新型車の良さではなくクルマのある豊かな生活アピールするCMに トヨタ自動車はシエンタ販売開始直後に期間限定でアーバンドックららぽーと豊洲中庭シーサイドデッキに「家族の相棒 SIENTA DOG PARK」をオープンしていて、シエンタ×ワンちゃんの図式をプロモーション上とても大切にしているのが伺えます。コロナ禍における生活様式の変化など理由はさまざまですが、それだけワンちゃんと一緒にクルマでお出かけすることが一般的になったことの現れと言えるでしょう。
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「映画やドラマに憧れてクルマを購入した」という話は昔からよくある話ですが、もしかしたら新型シエンタのTVCMを見て、「ワンちゃんと過ごすカーライフに憧れた」という理由でシエンタを購入する人が出てくるかもしれません。新型シエンタのTVCMは新型車の良さをアピールするだけでなく、クルマがある豊かなカーライフをイメージさせる。クルマのCMに新たな流れを作る作品だと改めて感じさせられました。