この記事をまとめると
■2022年の全日本ラリー選手権（JRC）では、さまざまな国際規定モデルが登場
■記憶に新しいのが第5戦「モントレー」にデビューしたルノー・クリオ・ラリー5
■今井聡がJN1クラスに投入したシトロエンC3 R5も注目を集めた
さまざまな国際規定モデルが登場
2022年の全日本ラリー選手権（JRC）ではヘイキ・コバライネンが猛威を発揮。10月14日〜16日に岐阜県高山市で開催された第8戦「ラリーハイランドマスラーズ」でも圧倒的なスピードを見せつけ、最高峰のJN1クラスでシーズン6勝目を獲得した。
今季のJN1クラスはリザルトに応じて、マシンの最低重量を増減させる性能調整を導入していたが、コバライネンは最終戦を待たずして、JN1クラスのチャンピオンに輝くなどライバルを寄せ付けないパフォーマンスを披露。その原動力となったのは、言うまでもなく、国際規定モデルのシュコダ・ファビアR5だが、2022年の全日本ラリー選手権では、そのほかにも、最新の国際規定モデルが続々と登場していた。
ヘイッキ・コバライネン選手のシュコダ・ファビアR5画像はこちら
まず記憶に新しいのが第5戦「モントレー」にデビューしたルノー・クリオ・ラリー4だと言えるだろう。同マシンは1330ccのターボエンジンを搭載したFFモデルで、JRCでも素晴らしい走りを披露。横嶋良のドライビングにより、二輪駆動の最速クラス、JN2クラスで好タイムを連発していた。
残念ながら横嶋×ルノー・クリオ・ラリー4は最終SSでコースアウトを喫し、リタイアに終わったが、最新の国際規定モデルの完成度を国内ラリーシーンで証明。そして、シーズン最終戦となるラリーハイランドマスターズにも2台の国際規定モデルがJRCにデビューしていた。
