この記事をまとめると
■クルマにまつわる用語には頻繁にアルファベットが使われている
■何かの略語であるケースがほとんど
■今回は一文字のアルファベットの例を挙げて解説する
一文字のアルファベットをピックアップ!
クルマの世界ではアルファベットの記号が頻繁に使われている。何かの略語だったりするケースがほとんどで、「GT」とか「RS」、「ABS」「rpm」「LSD」「ECU」「ETC」「DOHC」など二文字以上の組み合わせが多いが、今回は一文字のアルファベットに的を絞って、どんな意味があるのか確認してみよう。
「A」
「A」は、電流の計量単位=アンペアのこと。他にキャビンの一番前の支柱(ピラー)をAピラーと呼ぶ。
「C」
Cは炭素のことで、CFRPになると炭素繊維強化プラスチック(Carbon Fiber Reinforced Plastics)、いわゆるカーボンのことを指す。
「D」
オートマチックのDレンジ=ドライブレンジのこと。
「F」
フォーミュラ=規格のこと。レクサスの車名の「F」は、FSW=富士スピードウェイの頭文字。F=Force=「力」=グリップ力と表現することもある。
「G」
ゴキブリの隠語だったり、ゴルゴ13の略だったりもするが、自動車用語としては加速度の単位(重力加速度 gravitational acceleration)として使われている。
乗用車のフルブレーキ時の減速Gが大体1Gで、ラジアルタイヤでのコーナリングフォースがMAXのときの横Gもおよそ1G。
ESC(横滑り防止装置)などもGセンサーを活用して制御を行なっている。
「Q」
レース用語で予選のこと(qualify)。一回目の予選のことをQ1と呼んだり、予選用のタイヤをQタイヤという。