この記事をまとめると
■キャンピングカーに乗る際に気をつけたいことを紹介
■寝ながらの移動やトイレの使用は法規上禁止されている
■横向きの座席の使用が禁止されているクルマもあるので購入前には注意が必要だ
キャンピングカーって走行中も車内でアレコレやっていいの?
年々人気が高まってきているキャンピングカー。レンタカーも増えてきているので、気軽に利用できるチャンスが広がってきた。とはいえキャンピングカーにはキャンピングカーならではの走行中のルールがあるのでそれを確認しておこう。
乗車定員について
キャンピングカーの場合、ベース車両の乗車定員とカスタム後の乗車定員が異なる場合があるので要注意。
10人乗りのハイエースがベースでも、キャンピングカーになると定員が6~8名ということもあるし、マイクロバスベースでも普通免許で運転できるように、乗車定員が10名以下になっているモデルもある。
キャンピングカーでの旅行を計画するときは、乗車定員に合った人数で企画しよう。また、キャンピングカーは乗車定員とは別に就寝定員もあるので、こちらのチェックも忘れずに。
シートベルト
2008年の法改正で、乗用車と同じようにキャンピングカーでも全席シートベルトの着用が義務づけられている。したがって、高速道路・一般道にかかわらず、キャンピングカーの後席も走行中はシートベルトの着用が必須だ。
走行中のベッドの利用
キャンピングカーはベッドがあるので、ドライバー以外は寝ながら快適に移動ができると思うかもしれないが、医療用車両を除き、走行中ベッドで横になるのは道交法で禁止されているので、寝ながらの移動はNGだ。
走行中のクッキングや食事
キッチンが備わっているキャンピングカーで、走行中料理をしたい場合はどうなのか。これもシートベルトをしたままクッキングができるのなら問題ない。ただし、火を使ったりするのは当然ダメ。食材を洗ったり、切ったりするとか、電気調理器で温めるぐらいまでにしておこう。もちろん、シートベルトを締めて座っていれば、走行中に食事をすることは問題ない。
走行中のトイレ
トイレ付きのキャンピングカーでも、シートベルト着用義務があるので、基本的に走行中のトイレの使用は不可となる。
横向き座席は禁止?
2017年7月26日以降に製造された3ナンバーと5ナンバー車は、横向きの座席の使用が禁止されている。ただしキャンピングカーでは珍しくない、8ナンバー車は現在でも横向き座席の使用は可能。
意外に制約があると思ったかもしれないが、キャンピングカーも移動中は安全第一。ルールを守りながら目的地までのドライブも楽しむようにしよう。