この記事をまとめると
■交通事故を起こすと、さまざまな費用がかかる
■この記事では内訳や相場について解説
■手厚い自動車保険に加入しておくことも重要
信頼できる保険会社と契約しておくことも重要!
交通事故を起こしてしまうと、けっこういろいろなお金がかかる。
怪我をした人がいた場合、その治療費がかかり、クルマが壊れればその修理代ももちろん必要。
それ以外に、休業損害や慰謝料、レッカー代やレンタカー代、代車費用(レンタカー代)や通院する際の交通費などを支払わなければならなくなることも。
ちなみに休業損害は、交通事故による休業で生じた減収への補償のことだが、働いている人だけではなく、専業主婦、学生や無職者の一部でも請求可能。
また電柱やガードレール、信号機などを壊した場合、構造物の値段にプラスして、工事費も請求されることになる。
モノによっては、構造物そのものより、工事費用の方が高い場合も多いので驚かないように。
たとえばガードレールの本体価格は、1メートルあたり5000円~1万円といわれているが、工賃や誘導係の人件費などを入れると、30万円ぐらいすることも。
カーブミラーも本体は2~4万円だが、工事費込みだと20万円前後に。
電柱は15メートルタイプでおよそ15万円。しかし折れた電柱を引き抜いて、新しい電柱を埋設するとなると、20万円~60万円の工事費が必要となる。
その他、事故歴・修理歴が残ったり、直らない傷跡や欠陥が残ったりしたことでクルマの価値が下がったことに対する補償の評価損(修理費の10%~30%がひとつの目安)や、営業車の修理により休業せざるを得ない場合に請求される休車損害、積載物が壊れたときの弁償代や持ち物が壊れたときの修理費用、同乗していたペットが怪我をした場合、ペットの治療費なども負担しなければならなくなる。
さらに人身事故だと、後遺障害により減ってしまう生涯収入に対する補償(後遺障害逸失利益)や、死亡したことで得られなくなった将来の収入に対する補償(死亡逸失利益)なども考えなければならない……。
これらの費用負担ももちろん大変だが、一つひとつの交渉だって大きな負担だ。そうした意味で、いざというときのために手厚い自動車保険に加入しておき、弁護士特約をつけておくのは非常に重要。
自動車保険だけはケチケチしないで、信頼できる保険会社ときちんと契約しておこう。