この記事をまとめると
■クルマの解説などでベンチマークという言葉が頻繁に使われる
■ベンチマークとはそのジャンルにおいて基準になるモノやコトを指す
■クルマの各ジャンルでベンチマークとなっているモデルについて解説する
軽自動車のベンチマークはやっぱりN-BOX!
クルマの解説や試乗の記事でよく目にする言葉のひとつにベンチマークがある。少し前に取り上げたクロスオーバーと同じで、ほかの分野では以前から使われてきた言葉であり、そのジャンルにおける基準になるモノやコトを指す。なのでクルマの世界でもジャンルごとにベンチマークが存在することになる。
まず軽自動車では、やはりホンダN-BOXになるだろう。スーパーハイトワゴンはそれ以前からあったものの、ホンダは老若男女誰でも乗れる機能的なデザインと、高速道路も安心して走れる走行性能などで、デビュー以来安定した人気を誇る。
たまに軽自動車の販売台数ランキングで、トップから陥落したときにニュースになるぐらいだから、その人気は盤石だし、僕自身も乗るたびに良くできた軽自動車だと思っている。
その上のクラスでは、輸入車ではあるがフォルクスワーゲン・ゴルフとBMW3シリーズが、しばしばベンチマークとして扱われる。
ともに1970年代中盤に登場して以来、ゴルフは前輪駆動2ボックスのハッチバック、BMWは後輪駆動スポーツセダンというジャンルで、根強い支持を受けている。