チッソは抜けにくいというのは事実
一時ほどではないにしろ、タイヤ専門店や量販店に行くと「タイヤにチッソいかがですか」みたいなポスターや看板を目にする。料金はというと、1本当たり数百円ぐらいで、それほど負担にもならないのがまた気になるポイントだろう。またレース車両では当たり前のように使っているというウリ文句も興味引かれるところだ。
チッソを充填するメリットは大きくわけて3つある。それは「空気が抜けにくい」「乗り心地がいい」「熱による変化が少なくて空気圧が安定する」だ。しかし今まで、何度か入れたことがある経験からすると、正直はっきりと効果はわからない。
乗り心地がよくなった気はするし、空気圧をチェックしてもそれほど抜けていない気もする。なかでも違うかな、というのは熱による変化だが、これもまったく変わらないならわかりやすいけど、変化が緩やかな気がする程度ではあった。
そもそも空気中に一番多い成分はチッソで、なんと8割も占めている。そうなると、効果がわかりにくいも当然という気もする。ただ、タイヤのゴム分子より大きいのでチッソは抜けにくいというのは事実だし、性質的に安定もしているので、入れて悪影響があるわけでもない。
きちんと作業をしてくれるところであれば、湿気をできるだけ排除した状態で入れてくれるのもタイヤにとってはいい。湿気を含んだ空気を入れるのは厳密にはいいことはない。4本で2〜3千円であれば、簡単なチューニングパーツとして楽しむ分には大きないいのではないだろうか。