この記事をまとめると
■たった10分でできる車内清掃のやり方を紹介
■助手席に座ってみて目立つ汚れを掃除するのがカギ
■走りながら換気をすることでより効果が上がる
たった10分でできるモテ男への道
普段、クルマの洗車を怠らない人でも、意外に室内の清掃はサボリがち……ということもあるはずだ。外から見えないから多少、汚れていても、ホコリがたまっていても、それほど気にならないからだろうか。
が、室内が汚れまくったままのクルマに、突然、憧れの女子とのドライブデートの約束が取り付けられて、あるいは、大切な人を乗せることになったとしたら、そのままではさすがにまずい。汚すぎる部屋に人を招き入れるようなもので、こちらの人間性を疑われる。せっかくのデートも、ドライブも、汚れや臭いで台なしになるかも知れない。とくにこれからの季節はエアコンを常用することになり、エアコンONでエアコン吹き出し口にたまったホコリがぶわーっと車内に舞うようなことになったら最悪。当然、健康にいいはずもない。
とはいえ、その誘い、出発が突然で、しっかりと車内清掃している時間がない!! さぁ、どうする? ここでは洗車のプロでもある筆者が以前から実践している、出発前10分ぐらいでできる緊急車内清掃術を紹介したい。なお、最初に言っておくと、それは正しい清掃術ではない。あくまで、その場しのぎの緊急対策と考えてほしい。しかしそれでも、やらないよりやったほうが、同乗者の印象がよくなることは間違いない。
まずは換気だ。車内清掃が行き届いていないクルマの車内は嫌な臭いが充満しているはず。そんなところにやっと約束を取り付けられた憧れの女子、大切な人を乗せるなんて、嫌われる要因のひとつになりかねない。そこで、すべてのドアを開けられるのなら、開ける。駐車環境からドアを開けられないのなら、せめてすべてのウインドウを全開にして、換気を行う。
ここからは、すでに説明した、その場しのぎの、約10分で、大急ぎでできる緊急対策的車内清掃になるのだが、ポイントは相手がどこに座るかだ。たいていの場合、1人なら助手席だろう。そこで助手席に座ってみて、汚れが目立つカ所を確認。フロント&前席助手席側のガラス、インパネ、シート、助手席フロア、助手席側ドア内張りの手の触れる部分、カップホルダーの底、そしてエアコン吹き出し口のルーバー部分をチェック。もちろん、助手席側のドアポケット内の不要なもの、ゴミは除去しておくこと。
助手席フロアマットの汚れが気になるなら車外に出してバンバン叩く。ウインドウは内外をクリーニング。ウエットタイプの白いスジが残りにくいタイプ(そのほうが作業が早い)のクリーニングシートを使い、手際よく作業すれば時間はかからない。