この記事をまとめると
■低価格を極めたグレードを紹介
■エアコンレスでオプション設定ができないモデルもあった
■価格も突き詰めているため、クルマ好きからは地雷グレードという扱いを受けている
燃費を追求しすぎたために快適装備が一切ないモデルが爆誕!
どんな車種でももっとも価格の安い、いわゆる「廉価グレード」というものが用意されている(モノグレードの車種は除く)。これは広告で「○○円~」と最低価格を記載することで安いイメージを与えることができたり、装備を省いて低燃費とすることで、「○○km/Lの低燃費を実現!」とアピールできたりと、大人の事情で用意されていることも少なくない。
そこで今回は、いくら安くてもオススメできない廉価グレードを持つ車種をピックアップしてご紹介しよう。
日産 ノート e-POWER S(先代)
エンジンで発電し、モーターで駆動するという充電の煩わしさを排除しながらもEVライクな走り味を実現したことで大ヒット車種となったノートe-POWER。
そんなノートe-POWERが初登場したとき、もっとも安価なグレードとして用意されていた「e-POWER S」グレードでは、37.2km/Lという当時の同クラス最高燃費を達成するために、燃料タンクを41リットルから35リットルへ小型化し、なんとエアコンを非装着(オプション設定もなし)にするという禁断の軽量化を実施していたのだ。
さすがにいくらエコでもエアコンレスはやり過ぎと気づいたのか、途中でe-POWER Sグレードでもエアコンは標準装備となったが、エアコンレスモデルは果たして何台売れたのか気になるところだ。