2017年度中には日本にも導入される予定
三菱自動車は3月7日(火)から19日(日)まで、スイス・ジュネーブにて開催される第87回ジュネーブ国際モーターショーに、新型コンパクトSUVである「エクリプス クロス」を世界初披露する。
コンパクトSUVとはいうものの、アウトランダーをベースにしているためボディサイズは全長×全幅×全高:4405mm×1805mm×1685mmという大きさ。
搭載するエンジンは新開発となる1.5リッター直噴ターボと、デリカD:5などに搭載している2.2リッターディーゼルエンジンを改良した新世代クリーンディーゼルターボの2種類。それぞれ8速スポーツモードCVTと新開発8速ATを組み合わせている。
アウトランダーベースとなると、気になるのがPHEVの存在だが、とりあえず搭載する予定はないとのことだ。駆動方式は欧州仕様として4WDが設定されるが、2WDも用意されるという。日本仕様にラインアップされるかは未定だ。4WDは三菱が誇るS-AWCを4WD全車に搭載している。
エクステリアはクラウチングスタートを切った瞬間のアスリートをイメージした、スポーティなデザイン。三菱車の特徴であるダイナミックシールドをベースに、グリルから伸びるように配置したLEDヘッドライトとデイタイムランニングランプが特徴的だ。
注目すべきはリヤ。ウインドウを上下2分割するように配置したハイマウントストップランプを採用。車幅灯と合わせて一直線に点灯するため、ボディのワイド感が強調される。厚さを最小限とし、またリヤワイパーをリヤウイング内に格納することで、スッキリとした後方視界を確保しているという。
インテリアは水平基調のデザインとし、インパネ上部に7インチディスプレイを配置。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。これらの操作はシフトノブ周辺に配置するタッチパッドコントローラーで、直感的に操作することができる。
また、速度やクルーズコントロールなどの状況を表示するカラーヘッドアップディスプレイも搭載。ドライバーの任意で開閉させることが可能だ。
後席は前後200mmのスライド、8段階のリクライニングが可能。シートを最後端にスライドしても、9インチのゴルフバックが3個搭載可能と、広々としたラゲッジルームを実現していて、アクティビティを楽しみたいユーザーも納得の広さだろう。
新開発した高彩度レッドを身にまとった実車はジュネーブショー現地で取材予定なので、今後お届けする続報を待ってほしい。2017年秋に欧州から発売開始となり、日本は2017年度内を予定しているとのこだ。