オペルも「なかなかヤルね」な1台! 日本でも売られたオープンスポーツ「スピードスター」の正体とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■かつてオペルはスピードスターと名付けたライトウェイトスポーツカーを販売していた

スピードスターのベースはロータス・エリーゼで、そのホイールベースを延長している

■スピードスターの生産終了後、ロータスがヨーロッパSとしてそのシャシーを流用した

ロータス・エリーゼのシャシーを流用したオペル・スピードスター

 ロータス・エリーゼはさまざまな派生車種を生み出した。テスラの第1号車ロードスターもそのひとつだけれど、その前に当時GMグループにあったオペルから、スピードスターという名前のライトウェイトスポーツカーが販売され、少数ながら日本にも輸入されていたことを覚えている人もいるだろう。

 なぜオペル・スピードスターは生まれたのか。理由はロータスにあった。ロータスは1995年にエリーゼを発表するが、軽量化を突き詰めたアルミ接着プラットフォームが、そのままでは2000年から始まる新しい衝突安全基準にパスできないことが判明。ところが、当時のロータスには、単独でこれをクリアする力がなかった。

 そこで、少し前まで親会社だったGMに協力を仰いだ。GMは手を差し伸べる代わりに、自分たちのブランドのスポーツカーも作ってもらいたいと要望し、合意にこぎつけたのだった。

 その中でオペルに白羽の矢が立ったのは、地理的にロータスと近かったためもあるけれど、クルマを作りはじめてちょうど1世紀にあたるのが1999年だったことが大きかっただろう。

 エリーゼ・ベースのスポーツカーはスピードスターと名付けられ、100周年にあたる1999年のジュネーブショーでプロトタイプを発表し、翌年発売した。ちなみにエリーゼのシリーズ2も同じ年に登場した。


森口将之 MORIGUCHI MASAYUKI

グッドデザイン賞審査委員

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2023ルノー・トゥインゴ/2002ルノー・アヴァンタイム
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ネコ、モーターサイクル、ブリコラージュ、まちあるき
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ビートたけし

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