この記事をまとめると
■見た目と走りの質感が異なるクルマを紹介
■真逆な性質はメーカーが認めるほどで、さらなる発展を遂げた例もある
■スーパーカーのように見えながらも普通に乗れるケースも
見た目に反して意外とフツーなクルマたち
クルマの見た目というのはその車種の特徴を端的に表しており、スポーツカーなら速そうに、高級セダンであればフォーマルな雰囲気といったように、乗らずとも大体のキャラクターが想像できるものが多い。
その一方で実際に乗ってみるといい意味で見た目の印象を裏切る“ギャップのあるクルマ”も存在している。今回はそんなキャップがあるクルマを独断と偏見でピックアップしてご紹介しよう。
ホンダNSX
日本初の1000万円級スーパースポーツとして1990年に登場したNSX。そのスーパーカー然としたルックスから、さぞかしシビアな乗り味なのだろうと思った人も多いかもしれない。
確かに低い着座位置と高いサイドシルによって、車内に乗り込むには通常のクルマよりも苦労するが、一度乗り込んでしまえば非常に扱いやすいクルマであることがわかる。MTモデルでもクラッチは重くなく、繋がるポイントもわかりやすいし、3リッターの排気量を誇るエンジンも低速から比較的トルクがあるため発進時に気を使うこともないのだ。
ただ、初期型のMT車などにはパワステの設定がないので、パーキングスピードでのハンドル操作はやや苦労するが、それも少し走り出してしまえば気にならないので、値段以外はとても乗りやすい1台になっている。