北京オリンピックのウェアも手がける「ミズノ」がどうして「自動車イベント」に? 意外と知らないクルマ業界との親和性【大阪オートメッセ2022】 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■大阪オートメッセ2022にスポーツ用品メーカーの「ミズノ」が出展

■アスリートと培ったノウハウを注入したユニークなプロダクトを発信

■スポーツウェアとワークウェアには共通部分も多くクルマ好きに刺さるアイテムも多い

五輪の真っ最中にミズノがクルマ好きに提案するウェアとは?

 大阪オートメッセに出展しているのは、何も自動車メーカーやカスタムショップ、パーツサプライヤ…だけじゃない。スポーツウェアで知られるミズノが、4号館の入口すぐにブースを構え、ユニークなプロダクトを発信している。

 とはいえミズノの見どころは、会場のインテックス大阪・西ゲートをくぐる手前から始まっている。ゲート前から左手を仰ぐと、ミズノ大阪本社のお洒落なビルが見えるのだ。北京五輪2022の真っ最中で、ミズノのサポートを受けているアスリートは少なくない。そんな忙しい時期に、超ご近所とはいえ、メッセ会場でわざわざクルマ好きに知らせたいものは何か?

「もちろんオリンピックの担当チームは別にいますから。我々が今、注力しているのは、ワークシューズ&ワークウェアなんです」とコミュニケーション担当の石居さんは述べる。

 以前にWEB CARTOPでレポートした通り、マクアケで原資を募ったマツダとのタイアップによるドライビングシューズは、好評を博した。

 でもそれ以前から自動車の世界にミズノは関わっている。スーパーGTの現場でトムスやモデューロといったチームのメカニックが身に着けるウェア&ギアなど、アスリート/プロフェッショナルをサポートしてきた。

「近年ワークウェアのトレンドは、プロ現場で得られた機能性やノウハウを、キャンプなどアウトフィールドにおけるライト用途に転換・応用したものが主流。ミズノのワークウェアはむしろガチのプロ業務用というか、スポーツウェアで培ったノウハウをワーカーが動きやすい・働きやすいようなワークウェアとして提案する。そこが私たちの基本的な考え方ですね。2016年からやっておりまして、6年目になります」と、ワークビジネス事業をまとめる箕輪さんが説明してくれた。

 メカニックや修理業は無論、トラックドライバーのような運送業から配達配送や引っ越しといった運搬など、クルマを使って仕事をするプロは大勢いる。長年、アスリートの動きやパフォーマンス持続のために蓄積したノウハウを、ワーカーの現場力にしてもらうためのワークウェア&ギアだというのだ。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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ランニング
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コロッケ、サンシャイン池崎

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