この記事をまとめると
■ランボルギーニがデザインを担当したヴィラがドバイで販売されて完売した
■自動車メーカーによるブランドを活かしたビジネスは拡大している
■日本でもかつてセルシオの名前を冠したマンションが販売されたことがあった
スーパーカーで確立したブランド力を不動産にも展開!
伝説であり、象徴的なモデルネーム「カウンタック」を復活させたことが話題となっているランボルギーニ。言うまでもなくフェラーリと並ぶイタリアン・スーパースポーツ界のビッグネームだ。
そんなランボルギーニは、それ自体に圧倒的なブランド力がある。とくにスーパーカーと親和性が高く、ユーザー層も重なっている高級ヨットやクルーザーの世界では、ランボルギーニとコラボレーションした船舶が過去に何度も登場している。
クルーザーも大排気量エンジンを積むということもあって技術的なコラボレーションかと思いきや、そういうわけではなく、むしろ世界観においてランボルギーニというブランドを活用しているというか、ランボルギーニのセンスで仕上げた内外装というのがセールスポイントとなっていることが多い。それだけのブランド価値がランボルギーニにはある。
つまり超富裕層向けのプレミアムなビジネスにおいて、ランボルギーニ・ブランドは有効と考えられるのだ。そんなブランドビジネスの好例といえるモデルがドバイで展開されている。
それが、ランボルギーニとエマールの2社による不動産プロジェクト「ドバイヒルズ ビスタ」だ。この施設は、6ベッドルームを持つ40の建物が集まったヴィラ(別荘型の宿泊施設)で、ドバイ空港から20分と好立地にあるということもあるが、2026年の完成を前にすでに完売しているという。