この記事をまとめると
■昨年のロサンゼルスオートショーにベトナムの自動車メーカーが出展した
■VINFAST(ヴィンファスト)は旧GMベトナム事業からの脈を受け継いでいる
■今後はEVメーカーとして規模を拡大していくビジョンを掲げている注目株だ
ベトナム出身の自動車メーカーが北米に初上陸
「いや、これはとても珍しい」。
ロサンゼルスオートショー(2021年11月19日~28日:米カリフォルニア州ロサンゼルスコンベンションセンター)の会場内で、アメリカ人の多くが驚いた出展モデルがあった。そのメーカー名前は、VINFAST(ヴィンファスト)だ。なんと、ベトナムの自動車メーカーである。
ショー会場内には、シボレー、フォード、クライスラー、ダッジなどの地元アメリカ勢や、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバルなどの日本勢、そしてフィアット、ジャガー、ポルシェ、ボルボなどの欧州勢が例年通りに出展していたが、ヴィンファストの北米初上陸は各メーカー関係者の間でも大きな話題となった。
ヴィンファストを立ち上げたのは、ベトナムで不動産業を中心としたコングロマリット(企業集団)のヴィングループだ。