他の輸入車ブランドを手がけてきたノウハウが活かされた心地よい店舗
国道463号に面した大きなショーウインドウから、個性豊かに並ぶルノーモデルが印象的な、ルノー所沢。昨年11月にオープンしたばかりの店舗は、埼玉県初の大型ルノー専売ディーラーとして注目を集めている。
店内に入ると、イエローやグリーンといったルノーらしいインテリアと、明るく開放的な空間が心地よく出迎えてくれた。ソファから展示車を眺めているだけで、なんだかウキウキしてくる雰囲気だ。
心地よさはその空間だけでなく、営業担当の伊藤 浩さんをはじめ、スタッフ全員の真心こもった応対からも伝わってくる。
というのもルノー所沢を運営するビジョナグループは、輸入車の正規ディーラー事業においてすでに10年以上の実績があり、ドイツ車、イギリス車など多くの輸入車を顧客の元へ送り届けてきたこの道のベテラン。そのなかで培ってきたノウハウが、ルノー所沢にもしっかり受け継がれているからこそ、そうした心地よさを感じるのではないだろうか。
なかでもとくに豊富な経験を持つ、ビジョナグループ取締役/営業統括の大曽根 孝さんは、輸入車の魅力についてこう話してくれた。
「輸入車のいちばんの魅力は、ブランドを語れるところだと思っています。当社はシトロエンでフランス車の経験がありますが、哲学的なところなど、語れるエピソードが多いと感じます」
確かにルノーは1898年の創業以来、日本でもタクシーとして大活躍した4CVや、世界中で大ベストセラーとなった5(サンク)、斬新なデザインのミニバンであるエスパスなど、ルノーにしか創れないモデルを数多く生み出し、そのベースとなっている考え方やものづくりの姿勢はとても興味深いものばかりだ。
「日本では、ルノーはまだ輸入車のなかで知名度は低いですが、逆に言えばそれは私たちが作っていくことができるということ。未来を語れるブランドだと思うのです。また、輸入車購入時には女性のお客様の意見が大きく左右することが多いのですが、フランスは女性にとてもポジティブなイメージを持たれておりますので、そこを強みにできる可能性もあると考えています」