この記事をまとめると
■生産中止となったホンダS660の再生産が決定
■このパターンは過去、三菱ランサーエボリューションⅠなどに見られる
■生産中止から時間が経ってからの完全復刻という例はほぼない
ランエボⅠは追加を繰り返して7000台以上を販売
Sシリーズが現代に復活したとして話題になったホンダのS660が生産中止となったと思いきや、一時的ながら再生産が決定。「ホンダの心意気」などと大いに話題になったのも記憶に新しい。
復活パターンというのもあまり例がないように思える。しばらくしてから復活したという例はほぼなく、ランクルの70系ぐらいだろうか。今回のS660については要望が多いため、追加生産をしたというのが正確だろう。
このケースはけっこうあり、たとえばランエボⅠはシリーズの皮切りだったこともあって、当初の2500台はあっという間に完売。追加を繰り返して、最終的には7000台以上が販売された。
それでは、しばらく時間が経ってから復活した例はというと、ないというのが答えだ。ランクルの70系については海外向けが生産継続していたから実現したもので、ベースとなったのは右ハンドルの南アフリカ仕様だった。このパターンはバイクでもあって、伝説にもなっているスズキの初代カタナは国内で販売が中止になったあとも人気が高かったため、かなり経ってからスズキがヨーロッパから逆輸入したものが再度販売されたことがある。