この記事をまとめると
■クロカンモデルにはときおり黒くて長い煙突のようなものがついていることがある
■シュノーケルと呼ばれ、吸気口を高い位置にもってきて渡河深度を確保する目的
■ドレスアップ目的での見た目だけのカスタム車もある
深い川や池をクルマで渡るなら必須装備
ノーマルのクロカンには付いていないが、カスタム車に付いているのは見かけるし、純正でも海外仕様には付いていることもあるのが、ボンネットから出てAピラーに沿って付けられている煙突みたいなパーツだ。
煙突的な機能ではあるのだが、吐くのではなく、吸い込むためにあるもので、シュノーケルと呼ばれている。海などで使うシュノーケルと同じで、エンジンへの吸気をここで行っている。つまりエアクリーナーへとつながる吸い込み口を延長することにより、水深が深いところを走ることが可能になる。ちなみにカスタムの場合は雰囲気ということで、ボンネット内部やエンジンにつながっていなかったりすることもある。
エンジンは水を吸い込んでしまうと、ホンのわずかなら問題ないこともあるが、大量だとピストンが上昇できなくなって内部が破損するウォーターハンマーと呼ばれる現象が発生してしまう。これを避けるため、シュノーケルを付けて吸気口を上に持ってきているのだ。もちろん電気系などの保護は必要だ。