クルマが汚いと「危険」が増す! 洗車や車内清掃が「事故率」減少に有効なワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■汚いクルマはきれいなクルマと比べて事故に遭いやすい

■ドアパンチや当て逃げをされる可能性も高くなる

■クルマを汚いままにしておくことによるリスクを解説する

汚いクルマは事故に遭うリスクが高まる

 昔から「フロントガラスの汚いヤツに運転が上手い者はいない」といわれているが、実際、きれいなクルマほど事故が少ない傾向が確かにある。

 公益財団法人交通事故総合分析センターの調べによると、クルマの調整が悪かったために起きた事故のうち、クルマの清掃や車内の調整が悪かったことが、ドライバーの視界や操作に影響を及ぼして起きた事故が、全体の65%もあったとのこと。

 クルマが汚いと事故率が高まる理由はいくつかある。まずフロントガラスやミラーが汚いと、視界が悪くて危険察知が遅れてしまう。

 とくに内窓は、人の息や煤煙、手垢、喫煙家だとタバコのヤニが付着し、そうした汚れが原因で非常に曇りやすくなる。

 またワイパーのゴムが劣化したまま運転するのもリスクが高い。安全運転の第一歩は、クリーンな視界の確保からだ。

 次に車内の荷物が視界や操作に悪影響を与えた例もある。上記の「車の調整が悪かったために起きた事故」のデータでは、13%が「車内の荷物が視界、操作に影響」だった。

 クルマの床に空き缶やペットボトルが落ちていると、何かの拍子にそれがペダルの裏に挟まって、ブレーキが効かないといったことも……。

 また車内に余計なモノを載せておくと、クラッシュしたときや急ブレーキをかけたとき、それが車内の中で飛び跳ねて、乗員が怪我をする危険もある。

 ダッシュボードに置いたスマホやサングラスが落ちて、それに気をとられてヒヤッとする例も珍しくないので、車内の整理整頓はけっこう大切。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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