この記事をまとめると
■オフロード性能が自慢のSUVはヘビーデューティな匂いを漂わせる姿であることが多い
■しかしなかには都会的な見た目でありながら高いオフロード性能を持つモデルも存在
■この記事では4車種を挙げて解説する
スバル車にはレオーネ時代からの走りが受け継がれている
昔はSUVといえばイコール4WDだったけれど、最近は前輪駆動のみの車種もあるぐらいで、メカニズムではなくデザインで選ぶカテゴリーになっている。だからだろう、オフロード性能が自慢の車種は、見た目でもヘビーデューティな匂いを漂わせる姿であることが多い。
しかしなかには、ヘビーデューティ系に匹敵するメカニズムを持ちながら見た目はスタイリッシュという、「脱いだらすごいんです」的SUVもある。若い頃にSUVやミニバンを専門で扱う雑誌の編集部にいた身としては、そういうクルマにそそられてしまうのも事実だ。
まずはスバル。現在はSUVが独立した車種になっているが、昔はSUVがなかった代わりに、レオーネのセダンやワゴンの4WDがオフロードを意識して車高を少し上げており、今で言えばクロスオーバーと言える成り立ちだった。
なので走破性は生活四駆の比ではなかった。レオーネでは取材で東京近郊の河原に乗り入れて走破性に驚いた覚えがあるし、初代アルシオーネで砂浜を走った経験もある。その伝統は今もスバルのSUVに受け継がれている。
インプレッサとボディを共用した、一見するとファッショナブルなクロスオーバーという雰囲気のXVでも最低地上高は200mmあるし、電子制御で走破性を高めるX-MODEもついている。SUVを名乗る基準がハイレベルなのだ。