この記事をまとめると
■日本での新型登場を控えたフェアレディZの先代&現行モデルの中古価格を確認した記事
■かなりお買い得だが昨今の中古スポーツモデル価格の上昇にともない上がり気味
■新型が発売されてからの評価次第で中古相場が変動するので見極めが重要
官能的なV6サウンドを楽しむなら今しかない!?
まもなく全貌が公開となる新型フェアレディZ。一部では全車がターボエンジン仕様となるとも噂されており、事実であれば初代から存在してきた自然吸気エンジンを搭載したフェアレディZが消滅するということになる。
時勢的にも大排気量NAエンジンはエミッション的に厳しいものがあり、やむを得ない選択とも言えるのだが、では最後の大排気量NAエンジンを搭載した過去のモデルの中古車相場はどうなっているのだろうか?
1)Z33型
Z32型が生産を終了してから、およそ2年の空白期間を置いて登場したZ33型は、前車3.5リッターV6エンジンを搭載することになった。デビュー当初は当時の自主規制値いっぱいの280馬力となっていたが、その後の改良でパワーアップしていき、最終的には313馬力を発生するまでに至ったのである。
そんなZ33型は、一時期は比較的安価に購入することができるFRスポーツモデルとなっていたのだが、ここ最近のスポーツカー値上がりの影響を受けて価格が上昇に転じている。
初期型に近いATモデルであれば今でも店頭価格30万円台という個体も見つけることができるが、MTとなるとスタート価格が倍の60万円台からといった状態。後期型のモデルともなると、バージョンニスモのようなスペシャルモデルでなくても、状態が良いと200万円を超えるものも珍しくない状態となっている。