交通量の減少や外出自粛によりルーレット族が現れる傾向にある
2021年5月31日からはじまった、首都高速道路の箱崎・辰巳第1・芝浦パーキングエリアの夜間閉鎖(21時~翌4時)が続いている。
当初は、東京都を対象とする緊急事態宣言の解除までの予定であったが、6月20日に東京都の緊急事態宣言が解除となったあとも、PAの夜間閉鎖は継続中で、今のところ閉鎖期間の終了日は未定となっている……(※ 6月30日現在、東京や大阪などの7都道府県は、7月11日までの期間、まん延防止等重点措置に移行されている)。
首都高速の公式HPによるとそもそも、この箱崎・辰巳第1・芝浦パーキングエリアの夜間閉鎖措置は、「ルーレット族による騒音を伴う迷惑行為や悪質な暴走行為に対して、首都高速道路及びパーキングエリアをご利用されるお客さまの安全な交通の確保と沿道にお住まいの皆さまへの騒音対策の観点から、警視庁高速道路交通警察隊と協力の上、ルーレット族対策の一環として実施するものです」とある。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言、あるいはまん延防止等重点措置と、ルーレット族(?)対策がどう関連しているのか疑問だったので、首都高速道路会社に聞いてみた。
その答えを要約すると次の通りになる。
・緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が発令されると、首都高全体の交通量が減り、夜間、ルーレット族が集まりやすくなる。
・緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の影響で、旅行や移動が制限され、その反動で夜間、ルーレット族が首都高に現れる傾向がある。
以上のような理由から、上掲のパーキングエリアの夜間閉鎖は、当面継続されるとのこと。
ただし、これらのパーキングエリアであっても、全面閉鎖というわけではなく、トイレ及びETC利用履歴発行プリンターは夜間でも利用可能。駐車スペースの一部を規制機材で閉鎖する一部閉鎖となっているので、トイレなど緊急時(?)には、迷わずパーキングエリアに飛び込もう。