意外に多い? 現代に蘇った車名を振り返る
1)ダイハツ・タフト
2020年1月の東京オートサロンで、メディアの注目を一気に集めたダイハツ「タフト」。
タフトといえば、1974年に登場した初代のインパクトが強いというユーザーもいるだろう。初代の使命は、ジムニーのような小排気量な軽四駆と、ランクルのような大型エンジンの本格的四駆の中間を狙った、庶民や事業者の需要を考えた本格四輪駆動車だった。今回復活したタフトも、既存の軽のなかでは独特のテイストを放っており、その点では初代の商品性を継承しているといえるだろう。
2)トヨタGRスープラ
BMWとトヨタの共同開発で、オーストリアにある自動車部品大手マグナシュタイヤーの工場で製造され、全数が輸入車となった新型スープラ。
その起源は、アメリカにある。すっかり有名になった話だと思うが……。初代スープラの日本市場名は「XX(ダブルエックス)」だが、日本からの主力輸出先だったアメリカではXXという表記は社会通念上、一部の人は購入を躊躇するようなイメージがあるとの懸念から、アメリカでスープラと名乗った。当時、日本のXX向けに北米スープラ関連のディーラーオプションが逆輸入されて人気となった。