音信不通や金銭トラブルが起きる可能性も!
クルマの買い方の1つとして、かつては自動車雑誌のモノクロページの終盤、現在はインターネットオークションが中心となっている個人売買は、直接取引だけに業者を通すよりも売るほうは高く、買う方は安く売買できる。さらに人間関係が広がることがある、売るほうは自分が乗っていたクルマにまた逢えるチャンスもあるなど、双方にメリットが多い。その反面で業者を通していないだけに起きるトラブルというのもある。いくつか挙げていこう。
1)連絡が取れなくなる
現車確認後に引き取ることが決まった後、ネットオークションでの落札後に連絡が取れないなどとなると、当然ながら売り手は置き場所など、買い手は「必要なクルマが来ない」と、どちらも非常に困る。対策としては売買が決まったら名刺交換をするなどし、ある程度詳細な連絡先を交換する、ネットオークションであればあまりに評価の悪い人とは取引しない、といったことが浮かぶ。
2)代金が入金されない
これはクルマの個人売買での代表的なトラブルだ。一番いいのはクルマとお金を引取の際に交換することだが、それも10万円程度までならともかく、それ以上の金額になると売り手、買い手とも現金を持ち歩きたい人は少なく、やはり金融機関への振り込みというのが現実的だ。
トラブル回避の対策としては次に書く名義変更も含め、入金の期日など明確にした契約書のようなものをつくることだろう。