決算後の4月~5月も中古車の買い時となる!
クルマが欲しい、でも新車を買うほどの予算はない、といった場合や、ずっと憧れていたクルマがあるけれど、すでに絶版車となってしまって新車では買うことができない、といった場合など、さまざまな条件下で我々の強い味方となってくれるのが中古車だ。
しかし、ディーラーが登録しただけで実際のオーナーが存在していない登録済未使用車でもない限り、中古車は基本的に1点ものであり、同じ年式、同じ走行距離の個体であっても、それまで使用してきたオーナーが違えば現在の状態は異なってくる。
そして当然ながら状態が異なっているということは、販売価格にもその差が反映されることになり、状態が良い個体は高値になるというのが一般的なのだ。
ただ、じつは1年を通じて見てみると、中古車の販売が伸びるタイミングがある。それが3月である。4月から始まる新生活にむけてクルマが必要なユーザーが増えるというのがひとつの理由。
そして、もはや説明不要かもしれないが3月末は決算期に当たるということで、どこも最後のひと踏ん張りという形で好条件が出やすい時期として知られている。それは中古車でも例外ではなく、新車のような大幅値引きは望めなくても、通常時よりも値引きが大きかったり、特典がついたりと普段よりも格段にオトクな時期なのだ。
ここまで聞くと、決算期に中古車を購入するのがベストと思われるかもしれないが、決算後の4月~5月にかけてもじつは中古車の買い時となるのだ。
この時期は必要に迫られて中古車を購入するユーザーがひと段落して販売が鈍るタイミングという点と、3月の決算期にクルマを乗り換えたユーザーの下取り車が市場に流れるタイミングが重なる時期となっており、市場に中古車がだぶつく時期なのである。
そのため、販売店側も在庫をさばくために好条件を提示してくれる可能性があり、ややマイナーな車種を探しているユーザーにとっては、流通台数が増えるという点でも4月~5月も見逃すことができないタイミングといえるのだ。