Audi e-tron GTが日本初披露! 発売は2021年秋以降で1399万円から

アウディのEVとして初のRSモデルも設定

 アウディ ジャパンは、2021年2月9日にワールドプレミアされた、アウディの電気自動車第2弾「Audi e-tron GT」を5月31日(月)まで「Audi House of Progress Tokyo」にて展示する。

 Audi e-tron GTクワトロは、スタイリッシュなボディデザイン、力強い走りを実現する駆動システム、長距離移動も快適なキャビンや優れた乗り心地、ダイナミックなハンドリングを兼ね備える4ドアグランツーリスモ。高性能モデルとなる、RSも用意された。

 ボディサイズは全長4990mm×全幅1965mm×全高1415mm(RSは1395mm)。ハイパフォーマンス4ドアクーペ「RS7スポーツバック」のような、迫力あるワイド&ローナスタイリングが与えられている。六角形のシングルフレームグリル、クワトロ・ブリスターフェンダーといった、アウディらしいデザインはもちろん採用。極限まで追求したボディラインは、Cd値(空気抵抗係数)わずか0.24という非常に優れた空力性能を誇っている。

 インテリアも先進性とエレガンスさを融合した空間が広がっている。低く設定されたスポーティなドライビングシートと、幅広いセンターコンソールで仕切られたモノポストデザインにより、ドライバーが運転に集中できるよう仕立てられている。エコにも貢献する電気自動車らしさを感じさせる、ペットボトルや漁網などのリサイクル素材を使用したレザーフリーパッケージも用意されており、ハイテクなルックスとオーガニックなナチュラルさが共存し、新時代のプレミアムさを感じさせる。

 2900mmというロングホイールベースにより、リヤシートも大人ふたりがゆったりとくつろげるスペースを確保。ラゲッジスペースは405L(RSは350L)を確保する。

 アウディバーチャルコックピット(12.3インチ)とセンターコンソールの大型タッチディスプレイ(10.1インチ)や音声操作によるオンラインサーチやパーソナライゼーション機能をはじめ、Wi-Fiホットスポットを備えたMMIナビゲーションプラスを標準装備。Audi connectの幅広いサービスが受けられるほか、急速充電ステーションを使用し、最短の充電時間で目的地までの最速ルートを計算するe-tronルートプランナーを搭載している。

 注目のパワートレインは、前後のアクスルに配置されたふたつの電気モーターを搭載。最大出力はそれぞれ350kWと440kW(ローンチコントロール使用時は390kWと475kW)、最大トルクは640Nmと830Nmとなる。電子制御四輪駆動システムであるエレクトリッククワトロが大パワーを路面へ確実に伝える。上級モデルであるAudi RS e-tron GTは、ローンチコントロールを使えばわずか3.3秒で100km/hに達する。総容量93kWh(実際の使用容量は84kWh)のバッテリーはフロア下に配置しており、システム電圧は800V、WLTCモードで500km以上の航続可能距離を実現している。

 200Vの普通充電で8kWまで、急速充電(CHAdeMO)では150kWまでタイプ。Audi e-tron chargeカードで、全国2万カ所以上のe-Mobility Powerネットワーク(旧NCSネットワーク)の充電器で、最初の一年間は無料で充電可能だ。

 RSに標準装備となる3チャンバー式エアサスペンションやオールホイールステアリング(オプション)によって、スポーティな走りを楽しめる。タイヤ&ホイールはAudi e-tron GTクワトロは19インチ、Audi RS e-tron GTは20インチが標準。20インチや21インチのオプションが用意されている。

 もちろん、アウディプレセンスセーフティシステムをはじめ、アダプティブクルーズコントロール、サイドアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、ターンアシスト、エマージェンシーアシストなど運転支援システムも充実している。

 また、e-tron GTのユニークな装備として、電子的に合成したe-tronスポーツサウンドが用意されている。法令で規定されている20km/h以下での走行時や駐車時の人工音に加え、アウディドライブセレクトの設定に応じてクルマの車外や車内に独自のサウンドを発生させるという画期的な機能がオプション設定される。

 なお、日本での発売は2021年秋の予定。価格(税込み)は、Audi e-tron GTクワトロが1399万円、Audi RS e-tron GTが1799万円となっている。


新着情報