SUVテイストをプラスした電気自動車の新たな提案
ポルシェ・ジャパンは、電気自動車「タイカン」にSUVテイストも感じさせるバリエーションモデル「タイカン4クロスツーリスモ/タイカン4Sクロスツーリスモ/タイカンターボクロスツーリスモ」の予約受注を3月5日より開始した。
新たに追加されたクロスツーリスモは、すでに発売されているタイカンのスポーツサルーンと同様に、800Vアーキテクチャーによる革新的なエレクトリックドライブを採用。加えて4WDとアダプティブエアサスペンションを備えた新しいハイテクシャシーにより、オフロードでも高いダイナミクス性能を披露する。3つすべてのモデルに総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリーが採用されている。各モデルのスペックは下記の通り。
•タイカン4クロスツーリスモ
280kW(380PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力350kW(476PS)、0-100km/h加速タイム5.1秒、最高速度220km/h、航続距離(WLTP)389-456km
•タイカン4Sクロスツーリスモ
360kW(490PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力420kW(571PS)、0-100km/h加速タイム4.1秒、最高速度240km/h、航続距離(WLTP)388-452km
•タイカンターボクロスツーリスモ
460kW(625PS)、ローンチコントロール時のオーバーブースト出力500kW(680PS)、0-100km/h加速タイム3.3秒、最高速度250km/h、航続距離(WLTP)395-452km
オプションとして用意されるオフロードデザインパッケージは、最低地上高を最大30mmアップさせる。路面状況に合わせて選択できるドライブモードには「グラベルモード」が用意されており、オフロード地形での走行も可能となっている点にも注目だ。
また、後席乗員のために47mm拡大したヘッドルーム、大型テールゲートから積み込み可能な1200リッターを超えるラゲッジルームにより、真のオールラウンダーとして新しい価値を提案する。
エクステリアデザインは、2018年のジュネーブモーターショーに出展されたコンセプトスタディモデル「ミッションEクロスツーリスモ」にほぼ従っている。ポルシェのデザイナーが「フライライン」と呼ぶ、後方に向かって傾斜していくスポーティなルーフラインが特徴的だ。
オフロードを走るSUVなどを連想させるホイールアーチトリム、ユニークな前後ロアエプロンやサイドシルがクロスツーリスモの専用アイテムとして採用されている。また、オフロードデザインパッケージの一部として、前後バンパーのコーナーとシルエンドに専用フラップも装備。スタイリッシュな外観を演出するだけでなく、飛び石からの保護という役目も持っている。
タイカンクロスツーリスモのラインアップと希望小売価格(税込み)は下記の通り。
タイカン4クロスツーリスモ 1309万円
タイカン4Sクロスツーリスモ 1502万円
タイカンターボクロスツーリスモ 2024万円