違いのわかる大人にオススメしたい上質な仕立ての内外装
3列シートを備えたゆとりのスペースと、高級セダン並みに上質なインテリアを兼ね備えたプレミアムミニバンのパイオニアとして、1997年から20年以上にわたって人気を得てきた日産エルグランド。ここ日本においては、当時のミニバンブームを皮切りに、ボディサイズの大小から、さまざまな個性をもつ車種が出揃ってきた。
そうしたなかで、2010年に3代目となった現行型のエルグランドは、低重心なプラットフォームが操縦性の良さをもたらし、ドライバーズミニバンと謳ってもいいと思えるほど、走りの気持ち良さを提供してくれるモデルだ。2020年10月には、マイナーチェンジが行われ、それに併せて、日産車をベースに職人たちが手掛けるこだわりのファクトリーカスタムモデル、エルグランドAUTECH(オーテック)も登場した。
今回は、そのエルグランドAUTECHとともに、箱根へ足を伸ばすショートトリップに繰り出すことになった。喧噪を逃れて自然を堪能できる場所へと、大人女子らしく、心を解放してくれる豊かな時間を過ごすのがテーマだ。
今回の旅にお供してくれるエルグランドAUTECHは、ダークブルーのボディカラーにダーククロムメッキのフロントグリルが最新世代のモデルであることを主張している。高級ミニバンに相応しい繊細でクールな佇まい。そこには、特別なモデルであることを象徴する『AUTECH』のエンブレムが誇らしげに映る。
フロントバンパーとサイドシル、リヤバンパー下部を覆うプロテクターは、優しい光沢のメタル調フィニッシュ仕立てだ。フロントのフォグランプの外側には、AUTECHのモデルであることを示すブルーのシグネチャーLED。足もとには、切削加工を施した専用の18インチのアルミホイールが組み合わされ、低重心で安定した走りを予感させる視覚効果と洗練されたイメージをまとめ上げている。
一方で、インテリアにもAUTECHならではのこだわりが。シートは上質でふっくらとしたキルティングタイプの本革が採用されていて、ブルーのステッチが施されている。2列目は個々の乗員を包みこむキャプテンシートで、シートバックの中折れ機構の角度を調節すれば、体格に応じて快適な姿勢を維持することができる。ふくらはぎをサポートする大型のオットマンは助手席、2列目の3席に標準装備されているもてなしようだ。
2列目は前後のロングスライド機構も備えているので、まるで、リビングでくつろいでいるような贅沢な気分に浸らせてくれる。3列目は大人が十分に座れるスペースを備えていて、シートは6:4の分割可倒式。状況に応じて臨機応変にアレンジできる。