フランスの伝統が感じられる内外装に仕立てられた
グループPSAジャパンは、DSオートモビルのフラッグシップSUVである「DS7クロスバック」に、有名なルーヴル美術館とのパートナーシップによって誕生した特別仕様車「DS7クロスバック ルーヴル ブルーHDi」を発売した。車両本体価格(税込み)は、660万円。
ブランドの創立以来、DSオートモビルとルーヴル美術館は伝統とモダン、美と未来へのヴィジョンを共有しながらパートナーシップを築いてきた。卓越したクオリティや専門性、革新性に裏打ちされたフランスならではの概念「サヴォア・フェール」をもって、世界にフランス・パリの存在感を示している。
ルーヴル美術館のメインエントランスに展示されている、18世紀に建築されたルーヴル・ピラミッド(ガラスのピラミッド)は、伝統と革新性の融合という文脈において、精神的にも直接的にもDSオートモビルのデザインモチーフに採用されている。
今回の特別仕様車の特徴は、このモデルだけのために随所に誂えられた、ガラスのピラミッドをモチーフにした数々の意匠だ。専用バッジやインテリアのディテールに加えて、エクステリアの各部をブラックアウトしてスタイリッシュさを際立たせている。
本来クロームで彩られるDSウイング(フロントグリルフレーム)やリヤガーニッシュ、ガラスモールやルーフレールをシャイニーブラック仕様に変更。ドアミラーは、ルーヴルのガラスのピラミッドをモチーフにした、幾何学模様をレーザー加工で繊細に施している。ホイールは、オリジナルデザインの20インチ「ALEXANDRIA」を装着する。また、ルーヴルの名を冠した特別なバッジを、ボンネット先端、フロントドアサイド、バックドアに装備。特別な1台であることを実感できる。
インテリアは、センターコンソールのフラップのレザーにも、ガラスのピラミッドをモチーフにしたエンボス加工を施している。そのほか、シフトレバーを取り囲むクル・ド・パリ装飾と相まって、華やかな雰囲気を演出する。
なお、通常モデルはオプションとなる最上級インスピレーション「OPERA」がベースとなっている。インパネ全面に貼り込まれた、ムラ染のアートフィニッシュレザーによって高級感が漂う。この革を縁取るネックレスのようなパールトップステッチは、オートクチュールの縫製の技術をアレンジしたものだ。
さらに、シートはDSオートモビルのシグネチャーとなったナッパレザーによるウォッチストラップシート。フランスの伝統的な皮革加工技術をアレンジし、一枚革で仕立てたことで革の貼り合わせや縫い付けで生じてしまう固さを排除している。
組み合わせるパワートレインは、2リッタークリーンディーゼルターボと8速AT。ガソリン自然吸気エンジンの4リッター相当となる最大トルク400N・mを2000rpmで発揮し、ドライバーの意図するままに気持ちいい走りを味わわせてくれる。設定されるボディカラーは、ブルー アンクルとノアールペルラネラの2色だ。