安全性が向上した最近のクルマならではの理由もあった!
ガラガラの駐車場で、隣にわざわざ止めるトナラーなど、最近は理解不能で不思議な現象が多いが、そのひとつが交差点や路地で、一旦外側に膨らんでから曲がるというのがある。その昔はいなかった気がするが、いずれにしても最近よく目に付くし、突然反対側に向くのでヒヤリとすることから、「カンベンしてくれ」という声も多い。しかし、なぜ外側に振ってから曲がるのだろうか。ヒヤリングも含めて、理由を検証してみた。
1)寄せるのが怖い
最近のクルマは安全性確保のためもあって、ボディが肥大化しているだけに、運転席の反対側、つまり助手席側の見切りが非常に悪くなっている。そのため、曲がるときに角にぶつかるのではないかと恐れるあまり、一旦離れてから切り込むという形になる。
外に振るというより、角から離れるというのが正しい。実際にやっている人に話を聞いたことがあるが、「なんかギリギリだと怖い」という曖昧な答えが返ってきた。恐らく、これが一番大きな理由だと思われる。
2)なんとなくかっこいいから
これは昔のほうが多かったような気がするが、今でもまだいるにはいて、振って曲がるとかっこいいと思うようだ。ラリーじゃあるまいし、普通に曲がればいいのにと思うことしきり。