軽量化と高剛性を追求した結果スポークの本数が増えたモデルも!
クルマの印象を大きく左右し、ドレスアップ効果も大きいホイール。かっこいいホイール=社外品というイメージもあるが、純正装着ホイールのなかにも、名品、逸品はいくつかある。
各メーカーの純正ホイールのなかでも、一目置かれたホイールを振り返ってみよう。
1)日産
純正ホイールで魅力的なホイールといえば、やっぱり日産。
とくにR32GT-Rの純正16インチは、力強い5本スポーク+渋いガンメタリックの塗装で当時大人気。純正なのに鍛造で、軽くて高剛性。機能的に優れたホイールとして好評だった。
またR35GT-Rのホイールも、ハイパフォーマンス車の足もとを支える重要なパーツとして凝ったもの。日本の名門ホイールメーカー、レイズ製の20インチで、初期型は7本スポークのワンピース。コンケイブを取り入れ、人気があった。中期型からは10本スポーク、後期型からはラフメッシュとなり、現行型ではメッシュデザインに。軽量高剛性を追求していった結果、スポークの本数が増えてきたと日産側は説明している。
そのほか、フェアレディZ(Z34)の19インチホイールも、レイズ製の鍛造ホイールで、クオリティが高い。
2)トヨタ
トヨタではレクサスGSの純正BBSなどがかっこいい。レクサスでは、ほかにもIS F、RC F、 LS F SPORTなどが、BBSを履いている。また、ミニバンのヴォクシーやノアの特別仕様車にもBBSの鍛造が!
GRスープラの19インチホイールも鍛造で、ポリッシュ加工→マスキング→ブラック塗装という工程を経た手の込んだもの。もちろん高剛性と軽量化を両立させている。
3)スバル
スバルといえば、WRブルーのボディにゴールドのホイールの組み合わせがベスト。インプレッサWRX STIの純正BBSをはじめ、BBSを履いている車種は多い。
グループA時代は、OZレーシングかスピードラインのゴールドホイール、というイメージが強かったが、最近はスバル=BBSの組み合わせが定番だ。
WRX STI EJ20 Final Editionの19インチもBBSの鍛造で、ゴールドに仕上げられていた。