「道具は必要?」「機械任せ?」 今さら聞けない「コイン洗車場」の使い方とは

必要なものや手順が分かれば気軽に使える場所になる!

 自宅や自宅前で洗車をするスペースがない人にとって、コイン洗車場はありがたい存在。

 でもいままで使ったことがないので……という人も、手順がわかれば気軽に使えるので、ビギナーのためのコイン洗車場の使い方をご紹介しよう。

コイン洗車場を探す

 まずコイン洗車場を探す。ネットで『市町村名 コイン洗車場』と検索すれば、すぐに近所のコイン洗車場が見つかるはず。けっこう廃業しているコイン洗車場も多いので、事前のチェックは重要。営業時間や洗車機の台数、費用、スペース、利用者の評価などを調べておくと安心だ。

 ソフト99のホームページにも「コイン洗車場を探す」というメニューがある。

用意するもの

 コイン洗車場では、洗車用具を持参するのが基本。

 必要なのは

・バケツ

・洗車用のスポンジ(カー用品店やホームセンターで売っている)

・タイヤ、ホイールを洗うブラシ

・吹き上げ用のウエス(マイクロファイバーなどがおすすめ)

・カーシャンプー

・ワックスなど

・100円玉 (おつりが出ないところや100円玉しか使えないところもある。予算は300円~700円ぐらい)

 服装は動きやすい服装で、金属の金具やアクセサリーがないものがいい。足もとは濡れてもいいような長靴やレインシューズがベスト。

現地に着いたら

 コイン洗車場に着いたら、洗車スペースへクルマを入れる。混んでいる場合は、待機スペースか吹き上げスペースで場所が空くのを待つ。

 洗車スペースにクルマを入れたら、持参した洗車グッズを下ろし、はじめにバケツに水とカーシャンプーを入れて、よく泡立てておく。その泡とブラシを使って、最初にタイヤ・ホイールの汚れを落とす。

 それから洗車機にお金を入れて、スプレー(水)を噴射し、車体全体の埃や汚れをざっと流す。スプレーをかける順番は、シャンプーで洗ったタイヤ・ホイール、ルーフ、ボンネット、トランク、側面と、上から下へ流すのがコツ。

 次に、スプレーを一時停止にして、洗車用スポンジにシャンプーの泡をたっぷりつけて、ルーフ、ボンネット、トランク、側面と同じように高い位置の平らな部分から、低い位置の順に洗っていく。

 一通り洗ったら、スプレーの一時停止を解除し、丁寧にすすぐ。気温が高いとき日差しが強いときは、シャンプーが乾き出す前に、ルーフ、ボンネット……と、一カ所洗ったら、まずそこだけスプレーで洗い流すのが大事。ドアノブやドアミラー、グリル付近に泡が残りやすいので、細かい部分のすすぎ残しがないようにするのがポイント。

 すすぎの際、となりのクルマに水しぶきが飛ばないよう、配慮することも忘れずに。

拭き取り

 すすぎが終わったら速やかに拭き取りスペースへ移動。

 持ってきたマイクロファイバークロスなどで、ボディが乾き出す前に水滴を拭き取る。水滴のまま乾いてしまうと、ウォータースポットという白い円が残ってしまうので要注意。

 仕上げにワックスやコーティング剤を塗って軽く吹き上げれば完成。

 自分の洗車用具を片づけて、忘れ物がないようにし、ゴミを持ち帰って、走りながら細部に残った水滴を乾かそう。

 また洗車中はエンジンを止め、音楽などを流さないというのもコイン洗車場のマナー。

 オプションで車内のマットを洗ったり、掃除機をかけたりすれば、より快適に。

 ガソリンスタンドのセルフ洗車機も費用的には大差がなく、洗車用具も持参不要で、所要時間も短くてすむが、手洗い派にはコイン洗車場がありがたい。

 慣れるに従い手際がどんどんよくなってくるし、洗車自体が楽しめるようになってくるかも!?


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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