トヨタ車にも3億円の値札が付くと噂されている
新車価格が1億円や2億円は当たり前。
スーパーカーなどのハイパーカーや、超ド級リムジンなど、最近の海外メーカーの実情を聞くと、日本人の多くは「なぜなのか?」と疑問を抱く。
トヨタがルマン24時間レース開催時に実車公開した、トヨタ「GR Super Sport(仮称)」には3億円の値札が付くと噂されている。
いったい、いつからこうした「億円級」が常識化したのか?
時計の針を少し戻すと、1980年代後半から90年代前半の、いわゆるバブル期にドイツ大手(メルセデスベンツ、BMW、アウディ)が高級志向やチューニング志向のラインアップを強化する動きを見せた。アフターマーケットでもドイツ系チューナーが量産車+数百万円で次々と登場するも、高くても2000万円程度だった。
スーパーカーでは、フェラーリ、ランボルギーニの2トップ、さらに日常生活でも使いやすいポルシェの販売も伸びた。芸能人、スポーツ選手、そして当時はヤンエグ(ヤング・エグゼクティブ)と呼ばれたビジネスマンたちの御用達となった。
ここでは2000~3000万円程度で、5000万円は極めて稀なケースだった。
こうした時代がしばらく続いたのだが……。