気がつけば「風前の灯火」! 「味もある」し「ファンもいる」のにクルマの進化で消えつつある装備7つ (1/2ページ)

アナログ装備は徐々に新しいものへと変わりつつある

 クルマの進化は、装備の進化でもある。「装備が充実」という言葉を繰り返し、日々進化を遂げているというわけだ。装備が進化するということは、新しいものが出てくるのに代わって消えていくものもある。今回は消えつつあるクルマの装備を見てみよう。

1)フェンダーミラー

 ドアミラーだと助手席にお客さんを乗せたとき、確認時に横を向くのが失礼だからという理由で、ハイヤーでは最近までフェンダーミラーのリクエストがあった。新しいところではトヨタJPNタクシーに残っているものの、現行型トヨタ・センチュリーはドアミラーだったりするだけに、風前の灯火だ。

2)手引きのサイドブレーキ

 ハンドブレーキという名称もあるだけに、手でレバーをカリカリと引くのが基本だったが、気が付けば確実に減ってきている。ミニバンやトール系軽自動車では着座位置との兼ね合いで足踏み式だし、自動ブレーキの普及で電動化が進むことから、ボタンひとつの電動式に切り替わってきている。自動でブレーキをかけられるので、わざわざワイヤーで引っ張る必要はないというわけだ。

3)水温計

 まだ残っているものの、メーター内のデザイン性のために消えつつあるという場合も多いのがこちら。暖まるに従って針が動くのは、確かに「クルマとの対話感」があっていいが、実際のところ、問題なければまったく動かないし、オーバーヒートすることもないため、不要と言っても差し支えない。規定値まで暖まると消える警告灯で十分ということだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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