4WDの4×4を参考にするとわかりやすい
よほどカルトなクルマでない限りは、乗用車は4輪だ。一方、大型トラックやバスともなると、かなりタイヤの数が増えるし、車種によって異なる。スペックや解説を見ていると、乗用車ばかり見ている人間からするとよくわからない表記も多い。そのなかで、今回は駆動輪について見てみることにしよう。
トラックやバスの場合、小型・中型は乗用車と同じく4輪が多いが、それ以上になると6輪や8輪になる。駆動も耐久性などの問題からFFはほとんどなく、後輪駆動となっている。ちなみにミッドシップもメリットはないので、基本的には存在しない。トラックはフロントエンジンで、バスはよく見かけるようにリヤエンジン。全輪駆動は自衛隊のトラックなど、特殊車両には存在する。
わかりやすくするために駆動の表記としては8×4のようにする。これでも理解しにくいかもしれないが、乗用車でも4WDのことを4×4(フォーバイフォー)と表記することがあり、これを参考にするとわかりやすい。
つまり前の数字が車輪すべての数(タイヤの数ではなく、ダブルタイヤはひとつで計算)で、後ろの数字が駆動輪の数を表している。4×4というのは4輪全部が駆動することを意味し、8×4となると8輪のうち、4輪が駆動することを示している。