レギュラーガソリンはどこで入れても同じ!
クルマにこだわりを持っている人のなかには、ガソリン(燃料)の銘柄にもこだわっている人がいる。「●●のハイオクじゃなきゃダメだ」とか「◆◆以外のガソリンだと調子が悪くなる」といった話を聞くこともある。
逆に、そんなことには無頓着で「安いところで入れればいいや」というドライバーもいるだろう。はたして2020年現在において、ガソリンのブランドや銘柄にこだわる意味はあるのだろうか?
まず結論を言ってしまえば、通常の市販車を普通に乗っている限りはガソリンの銘柄にこだわる必要はない。
なにしろ、元売りといわれる石油を精製して、ガソリンなどの燃料を生産している企業体は日本に4社しかないのだ。その4社とはJXTGホールディングス(ENEOS)、出光興産(出光・昭和シェル)そしてコスモ石油の大手3社。そして西日本を中心に販売チャネルを展開している太陽石油だ。
さらにいえば、レギュラーガソリンについては、需要と生産のバランスを取りやすくするために各社が融通し合えるよう、同じ規格で生産している。プライベートブランドの格安スタンドを含めて、レギュラーガソリンについてはどこで入れても同じものしか手に入らない。
ポイントを貯めているなどの燃料の質以外の部分で特定のブランドにこだわるのであれば理解できなくもないが、レギュラーガソリンについては安いところで入れるのが正解といえそうだ。