いまクルマ関連の人気急上昇キーワード! 「インターフェイス」って何? (1/2ページ)

「機械」と「人」を結ぶ接点がインターフェイス

 インターフェイスとは、英語の辞書を引けば「中間面」と出てくる。何かと何かの接点とか接触面という解釈でいいだろう。

 その意味では、クルマのハンドルやペダル、あるいはメーターなども、機械と人を結ぶ接点だ。ハンドル操作のときの重さはもちろん、クルマの応答の様子だとか、ペダル操作に対する加速の仕方や、ブレーキの利き具合といったこと、あるいは、メーターの認識のしやすさなども、クルマと人を結ぶインターフェイスになる。その具合が人の感覚に合っていなければ、運転しにくい不自然なクルマということだ。

 あえてインターフェイスの言葉が使われるようになったのは、情報通信機能がクルマに導入されるようになってからといえるだろう。カーナビゲーションはもちろん、その画面を利用した交通情報案内や、目的地周辺のガソリンスタンドや店などの情報を手に入れられるようになり、それらの内容が的確か、あるいは画面を見やすいか、自分に最適な情報が得られたかなど使い勝手が問われ、それらがインターフェイスの良し悪しとして評価される。

 自動車メーカーも、運転者がより利用しやすい表示や機能といった接点、すなわちインターフェイスを意識して研究・開発するようになった。

 最近では、運転支援機能を利用する際に、機能を作動させる手順のわかりやすさや、速度や車間距離などを調整したいときの操作のしやすさ、また機能が作動している状況を画面などで認識しやすいかなども、すべてインターフェイスの良し悪しに掛かっている。


御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGU

フリーランスライター

愛車
日産サクラ
趣味
乗馬、読書
好きな有名人
池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治

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