なんの変哲もない首都高の地下駐車場にあった!
存在する場所と存在するものがミスマッチなことはよくある。回転寿司店なのにビストロ(湘南に実在)みたいな、いわゆる何これ珍百景的なもの。TV番組でも人気のパターンなのだが、まさか都心で発見するとは……。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、外出自粛となる前のある日、仕事で向かったのは汐留。銀座に近くて、オリンピックに向けてどんどん変わっている場所だ。クルマを止めようとして駐車場を探していたところ、首都高の下に地下駐車場を発見。都心にはよくある感じで、首都高が運営しているので料金も安くて、いいこと尽くめ。喜びいさんでスロープを下がっていくと、少し暗めの巨大な駐車場でこれもまたよくある感じだ。
けっこう混んでいたものの、なんとか止めるところを発見して駐車しつつ、降りて出口に向かって歩いているとなにやら、赤い提灯が……。なんだありゃ、トイレかなにかと思って近づいてみると、なんと中華料理店! 何度も言うが、フツーの地下駐車場の通路沿いである。なぜここに中華料理屋があるのか、というかここでやらねばならないのか!?
「マジ、意味わかんなーい」とオッサンながらいいたくなるほどの衝撃を受けつつ、店名も「帝里加」と書いてデリカと読むらしい。当て字にしても少しずれている感じだが、三菱ファンなら喜んでくれるだろうか。