正確な理由は不明だが縁起担ぎという説も
ロータスの車名は頭文字がEというのは、よく耳にするウンチクだ。最初に付いたのは1956年のイレブンからで、創業者のコーリン・チャップマンが初めてロータスの名前を付けたマーク1からの直接の系譜をもつクルマだった。
それ以降、エリートやエラン、お馴染みのヨーロッパ。マニアックなところではエクラ。
そして現在もエリーゼなど、Eが付くクルマばかりだ。ただ、例外もあるにはあって、1957年に発表されたセブンはEで始まらない。
それほど、なぜEにこだわたのかというと、はっきりとした理由はわからないというのが実際のところ。有力としてよく語られるのが、初期のエンブレムの背景にあしらわれているABCC(アンソニー・ブルース・コーリン・チャップマンの頭文字)の最後のCをDとすると、その次にくるのがEだからというもの。要は語呂なのだが、本当のところは不明だ。
そのほか、単純に縁起担ぎとして、Eにこだわったという説もある。Cを無理やりDにするよりかは、こちらのほうが自然な気もする。
実際、トヨタは1960年代から1980年代ぐらいまで、カローラ、コロナ、セリカ、クラウンなどなど、車名をCで始まるものにしていた。とくに意味はなく、縁起かつぎのこだわりだった。