普段何気なくやっている行為がクルマを傷める!
部品の集合体であるクルマはどうしても日常的に使用することで徐々に消耗していってしまう。とはいえその消耗具合は、日常何気なくやっている行為や動作によって差が出てくることもあるのだ。その差は微々たるものだとしても、それが年単位となると確実に違いは出てくる。そこで今回はそんなクルマを傷める可能性のある習慣をご紹介しよう。
1)完全停止前に前進・後退を切り替える
AT車で意外とやってしまっている人が多いように思えるこの行為。たとえば車庫入れでリバースギヤに入れるときに、完全に停止する前にギヤを変えてしまうというものだ。低速であればとくにショックや音もなくリバースに入ってしまうが、当然これはミッションに負担がかかる行為となる。最悪の場合はギヤが破損し、その場から動けなくなってしまう可能性もある危険な行為なのだ。
2)クラッチペダルに足を乗せたまま走る
軽自動車など、足もとの空間が狭い車種ではフットレストが備わらないマニュアル車も存在するが、足の置き場がないからといってクラッチペダルに足を乗せたまま走るのはNGだ。足に力を入れてないつもりでも、自重でペダルを無意識に踏んでいる場合もあり、常に半クラッチ状態となる可能性がある。また、いざという時左足に力が入ると当然クラッチペダルを踏むことになり、一気に駆動力を失って思わぬ事故につながる可能性もあるのだ。