高い走行パフォーマンスとコンフォート性を両立
今シーズンホンダのパワーユニットを搭載し、F1に参戦するマクラーレン。そのグループ企業であり、スーパーカーの開発を手がけるマクラーレン・オートモーティブは、ジュネーブ国際モーターショーでワールドプレミアした570GTを、オートモビルカウンシルにて、日本で初公開した。
570GTは、マクラーレンのラインアップでもっとも実用性にすぐれるモデル。570Sクーペに対し、サスペンションのバネレートをフロント15%、リヤ10%下げ、ロングツーリングの快適性を確保している。また、ダンパーは「Normal」「Sport」「Track」の3モードの調整が可能だ。
エンジンは570Sクーペと同様に3.8リッターV型8気筒エンジンをミッドシップに搭載。最高出力570馬力、最大トルク600N・mを発生する。
シャーシはすべてのマクラーレンモデルで採用される、軽量高剛性のカーボンファイバー製。軽量ボディにハイパワーエンジンの組み合わせで、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は328km/hというスペックを誇る。
実用性という点では、フロントは570Sクーペ同様の150ℓのラゲッジ容量をもち、さらにリヤは拡大され、220ℓのスペースを確保した。
また、前後のパーキングセンサー、乗降性を高める電動ステアリング・コラム、ソフトクローズドア、570Sクーペよりも静かなエキゾーストシステムなど、GT性能を高める装備が充実している。