スペースのない都心のクルマ情報ステーション
2016年7月13日〜9月13日までの期間限定で、デジタルツールを活用したメルセデスブランドの体験ショールーム「Mercedes-Benz Lifestyle Lounge」が東京・渋谷区の代官山 蔦屋書店にオープン。
バーチャルリアリティを活用した製品体験や、メルセデスに関する書籍やオリジナルグッズの展示などで、クルマと共に暮らす上質なライフスタイルの提案を問う新世代のクルマ情報ステーションが誕生したというわけだ。
ほとんどのディーラーの新店舗展開が都心部から郊外型に移行している現状は、ひとつの戦略トレンドではあるのだろうが、スペース確保の難しさという都心部が抱えるインフラ問題の影響も大きいという。
都会を遊びの場として考える多くの待機ユーザー層に対して「最新のバーチャルショールームでの体験から、その方たちの住むお近くのショールームに誘導できるようにしたい」とは上野メルセデス・ベンツ日本代表取締役社長。
ラウンジ内に配置されたプロダクトエキスパートが、メルセデス・ベンツのクルマからグッズまで、的確な説明でガイドしてくれる。試乗も可能だという。すでにバーチャルで興味をもったユーザーのデータは入手できているわけだから、スムースなセールス展開にもつながるのは間違いない。
協業プロジェクトを組むことになったカルチャーコンビニエンスクラブの子会社であるCCCマーケティングとしても「未知なる挑戦と考えている。培ってきたマーケティングノウハウを活用してメルセデス・ベンツの新顧客への訴求や浸透を図りたい」とは同社村口代表取締役会長。
自動車ブランド初のオリジナルデザインTカード発行
今回の取り組み開始にあたって、7月15日より自動車ブランドとしては初のオリジナルデザインのTカードが、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店及びメルセデス・ベンツコネクションで発行される。
所有欲をくすぐられるTカードでメルセデス・ベンツとコミュニケーションできるというのはファンには嬉しい話だ。Tカードは、下の写真の左がメルセデス・ベンツ コネクション発行Tカード。右がメルセデス・ベンツ正規販売店発行のオリジナリデザインとなる。