そんななか、東京ビッグサイト青海展示棟に構えたトヨタのメインブースは、モーターショーの常識を打ち破るコンセプト、展示、演出方法だった。テーマはPLAY THE FUTURE!「トヨタは、モビリティで、人と好きをつないでいきます。スマートなだけじゃない、もっと楽しい未来をつくるために。どんな街や暮らしが、これからやってくるのか。一足先に、体験してみませんか? 遊び方は、あなた次第。さあ、一緒に未来を楽しみましょう」である。
そして驚くべきことは、モーターショーならではの新車、市販車が1台として展示されていなかったことだ。しかしそのかわり、迎えてくれたのはT-HR3 ヒューマノイドロボット。フロアを彩るのは、TOYOTA e-Care FUTURE HEALTH CHECKER、魔法の箒に試乗体験できるe-broom FUTURE CITY FLYER、未来の“Fun to Drive”とは?を占うTOYOTA e-RACER、 ひとり乗りモビリティTOYOTA e-4me、未来のモビリティが水を運んできてくれたりするTOYOTA e-Micro Palette、移動型インフラモビリティの携帯充電スポットでもあるTOYOTA e-Chargeairなど、すべてがコンセプトカーとも異にする、未来のモビリティ中心だったのである。