メガーヌR.S. 273 TROPHY 2は新色も加えた5色で展開
ルノーが誇るCセグメント・ハッチバック「メガーヌ」。そのメガーヌをベースに、ルノーのモータースポーツ部門、「ルノー・スポール(R.S.)」の手によりスポーツ性を際立たせたモデルが「メガーヌR.S」である。そのなかでも「トロフィー(TROPHY)」のグレード名が付与された車両は、究極の運動性能が与えられた、トップエンドモデルだ。
ルノーは世界一の難関サーキットといわれるドイツのニュルブルクリンク北コースにおいて、市販車FF最速タイムに挑戦。2014年、メガーヌR.S.トロフィーRが「7分54秒36」という、当時の最速記録を打ち立てた。その後、台数限定で、メガーヌR.S.TROPHY/メガーヌR.S.TROPHY-S/メガーヌR.S.TROPHY-Rの3モデルを日本に導入。その人気は非常に高く、全モデルが完売している。
その究極のFFモデルが再び日本へ導入、発売されることになった。150台限定の「メガーヌR.S.273 TROPHY2」だ。
エンジンは直列4気筒2リッターターボ。273馬力、360N・mを発生し、0-100km/h加速は6.0秒、最高速は255km/hというスペックを誇る。組み合わされるのは6速マニュアルトランスミッションだ。
当然サスペンションも専用、ステアリングの設定も専用となるなど、ニュルアタックで鍛えられた技術、ノウハウがつぎ込まれている。
走りのアイテムとしてはブレンボ製のブレーキキャリパー&ローター、さらに単体で4kgも軽量化となるアクラポヴィッチ チタンマフラーなどを採用。
インテリアもレザー&アルカンターラシート(フロントはレカロ)、アルカンターラステアリング・サイドブレーキハンドル・シフトブーツが装備されるなど、乗り込むだけで特別なモデルであることがわかる。
これだけ見るとあたかもサーキット専用車のように感じるかもしれない。しかし「メガーヌR.S.273 TROPHY2」は、走りと共に日常での利便性も考えたクルマだという。
ボディカラーは、新たに「ルージュフラム M」を加えた5色の展開となる。
また同時に、ルノーのラインアップでメガーヌよりも1クラス小型のハッチバック「ルーテシア」のトップエンドモデル「R.S. TROPHY」にも限定車が登場した。
これは「TROPHY」のロゴが入った「ノワール レザー フロントスポーツシート」を装着したモデルで、シートに合わせて、ブラックの内装に、左右エアコンベゼル・ドアトリムにカーボン調フィニッシャーを施している。
メガーヌは150台、ルーテシアは30台とどちらも台数限定。気になる人は迷わず購入すべきだろう。