メイド・イン・ジャパンが世界を席巻! RAYSがシンガポールで新作ホイールを発表

新たなコンセプトのニューモデルもお披露目!

 世界三大レースのひとつ、ル・マン24時間耐久レースがシリーズに組み込まれているWEC(世界耐久選手権)。その過酷なシリーズのトップカテゴリーに参戦するトヨタ・ガズーレーシングのTS050ハイブリッドにホイールを供給しているのが日本が誇る「レイズ」だ。そしてレイズのホイールと共にTS050は2年連続でル・マン24時間レースの総合優勝を果たしている。

そのレイズが2019年10月1日、シンガポールのCo Space Parkで「レイズワールドツアーシンガポール展示会」を開催した。日本のホイールメーカーであるレイズだが、じつは世界30カ国以上で販売されている。ホイール作りのコンセプトに、「コンセプトイズレーシング」を掲げるレイズ。モータースポーツのカ国な環境で鍛え上げられた実力と、Made In Japanのクオリティは世界各国で高い評価を受けている。展示会に登壇したレイズの三根茂留社長は、「極限の世界で戦える商品開発とノウハウ、そして歴史に裏付けされた信頼性がレイズのコンセプトである『コンセプトイズレーシング』です。レイズの提供する商品にはレイズブランドである印とメイドインジャパンの文字を刻印しています」と話した。そして、多数持ち込んだ新商品のなかから、代表的な3本を紹介している。まず「VOLK RACING090」。これはGT3レース用に開発したレーシングモデルも公道走行用ホイールとなる。ターゲットは高級スポーツカー、セダン、SUVだという。続いては「グラムライツ 57FXZ」。ツーリングカーレースの規定「TCR」のレース用ホイールの市販バージョンだ。レースのレギュレーションがキャスティングモノブロックであることから、鋳造で仕上げられる。3つ目は「VERSUS VMF」。FORGED(鍛造)ホイールであるコチラは、従来のスポーツ性ではなくノイズ、バイブレーション、ハーシュネスというNVH性能を意識した仕上げとなっている。ラグジュアリーテイストの商品で、レクサス、メルセデス・ベンツ、BMWなどにマッチしたデザインと、操縦安定性をもたらす、まったく新しい鍛造コンセプトだという。そのほかも多数のホイールを発表会に持ち込んだレイズ。来場した現地ディーラーの人の熱視線を見ると、レイズブランドが、いかに世界で愛されているかがわかるというものだ。


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