こんなことをいったら怒られるかもしれないけど、ボディなんて乗ってしまえば走っているとは見えないだけに汚くても問題なし。それより、常に目に飛込んでくるインパネをきれいにしたほうが、女の子にもウケはいいかもしれない。
![webcartop_インパネ01](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2016/06/407536546e90d3b856b542efc13bceae-1-680x383.jpg)
よくよく考えてみると、インパネというのは非常につらい環境にさらされているモノである。真夏ともなれば、直射日光にさらされて日干し状態。温度だって、表面は60度とか平気でいくし、それでいてエアコンの吹き出し口からは冷気が出ててきて部分的に冷やされる。そもそも材質は樹脂というのも、他人事ながら辛かろうと、同情しきりだ。
![PENTAX DIGITAL CAMERA](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2016/06/a9ab16caa08dbb8f8172840508c3ae57-680x510.jpg)
ということで、いたわってやりたいのだが、これが意外にむずかしい。紫外線についてはUVカット剤配合(成分表示に書いてある)の保護つや出し剤を塗ることで保護できるのだが、ただ闇雲に塗ればいいってものではない。インパネ表面は質感を出すために、シボと呼ばれる細かいシワが入っているけど、そこに汚れが入り込んで、徐々に見た目が貧相になっていく。この汚れを取り除かないで、ただ保護つや出し剤を塗るのは逆効果。汚れを封じ込めてしまうだけなので、ダメだ。
![webcartop_インパネ04](https://cdn-webcartop.com/wp-content/uploads/2016/06/049804dd4e80d7a03729e143167bae1f-680x452.jpg)
正しくは水を付けたブラシを使って、タテタテヨコヨコ。さらに斜めに軽く動かして、汚れをかき出すようにしてきれいにしていく。そのうえで、保護つや出し剤を塗るのが正解だ。
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ちなみに水の洗浄力は意外に高いので、洗剤などは不要。洗剤を使うと今度は洗剤残りが問題になるので、一般ユーザーは使わないほうがいいだろう。そのほかエアコンの吹き出し口やスイッチ類の凹凸の激しいところも、綿棒や歯ブラシなどを駆使して汚れを落としやる。そのうえで、塗れるようなら、ここも保護つや出し剤を塗っておこう。
続いては劣化したインパネの対策を紹介しよう