ワインディングを速度規制なしで駆け上がる夢のイベント
公道を封鎖し、2日間にわたって3回の走行を行なった浅間ヒルクライム2016が無事に終了した。
地域への貢献と自動車文化の育成を目的に2012年から開催されているイベントで、今回で5回目。2014年大会から走行区間である公道に交通規制をしいてのヒルクライムデモンストレーションランとなっている。
ビンテージカーから最新のスポーツモデルまで、4輪も2輪も、そしてレースマシンもありというさまざまな車両が、長野県小諸市にある高峰高原へ上がるチェリーパークライン(約7kmの区間、標高差は約1000m)を駆け上がった。
2015年大会では、運営側の予想を大きく上まわる来場者によって交通誘導の混乱が起き、また走行中の事故が発生したことで一部走行プログラムが変更されることなどもあった。しかし今回は、スタート方法の変更やスタート待機場所の新設、シケインの変更などを行なったことで、スムーズで事故のないイベントとして成功したといえる。
画像はこちら イベントは、5月28日(土)、小諸市内のパレードから始まり(ナンバーナシ車両はパレード不参加)、土曜日の午前(9時40分から12時30分まで)と午後(13時50分から16時10分まで)、そして日曜日の午前中(9時40分から12時30分まで)にチェリーパークラインでは交通規制が掛かり、一般車両の通行を遮断して3回の専用走行時間が設けられた。
画像はこちら メイン会場となる高峰高原のアサマ2000パークの駐車場は朝早くから参加者と見学者の車両でいっぱいとなった。来場者は年々増えており、今後はさらなる見学者用駐車場や見学者用の交通手段の整備も必要となるだろうが、盛り上げていってほしい。
(写真:青山義明)