価格変更はせず安全性能をさらに高めた
ボルボ・カー・ジャパンは6月11日、プレミアム・ミッドサイズクロスオーバー「V60 Cross Country」の仕様を一部変更して発売した。
価格の変更はなく「V60 Cross Country T5 AWD」が549万円、「V60 Cross Country T5 AWD Pro」が649万円と据え置いた。今回の仕様変更では、安全性能を高めた機能を追加している。
これまで上級グレードのみに標準装備されていた「360°ビューカメラ」がベースグレードの「T5 AWD」にも標準装備した。
車両の周囲に装備された4個のカメラを使用して真上から見下ろしているような映像を作成。リバースギアにシフトすることで、これをセンターディスプレイに表示することができる。また、ステアリングホイールの操作に応じて自車の予想進路をガイドラインで案内するリアビューカメラの映像も表示可能だ。
加えて後方の死角から近づいている車両を知らせる運転支援機能「BLIS (ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」に、ステアリングアシスト機能を追加。車線変更や自車線から逸脱した際に、隣接車線の後方を走行する車両と衝突する危険性がある場合、ステアリングを修正して衝突回避をサポートする。
また、車線を維持するためにステアリングを緩やかに自動修正し、車線の中央を保持できるよう支援する「パイロットアシスト(車線維持支援機能)」には、ステアリングホイールの微振動によって、運転者に一時解除を知らせる新機能も追加した。